【市場展望】米ダウ497ドル高!CPI・FOMC通過でアク抜け、日経平均は5万1千円回復へ
おはようございます、つっちーさんです。
2025年12月11日(木)、本日のマーケット情報をお届けします。昨日の日本市場はイベント前の様子見で小動きでしたが、昨晩の米国市場は重要イベントを通過してダウ平均が急伸しました。不透明感が払拭されたことで、本日の日本市場も買い優勢の展開となりそうです。
市場概況:日本株は様子見で小動き、米国株はダウ主導で大幅高
日本市場(12月10日) 🇯🇵
昨日の日本市場は、夜に控える米重要イベント(CPI・FOMC)を前に、積極的な売買が手控えられました。
• 日経平均株価: 終値 50,602.80円 (-52.30円, -0.10%)
• TOPIX: 終値 3,389.02 (+4.10, +0.12%)
• JPX日経400: 終値 30,663.54 (+70.98, +0.23%)
日経平均はわずかに反落しましたが、TOPIXやJPX日経400はプラス圏を維持するなど、売り込む動きも見られず、イベント待ちの膠着相場となりました。
米国市場(12月10日) 🇺🇸
昨晩の米国市場は、重要イベントを通過した安心感から「リスクオン」の買いが広がりました。
• NYダウ: 終値 48,057.75ドル (+497.46ドル, +1.05%)
• ナスダック総合: 終値 23,654.15 (+77.66, +0.33%)
• S&P 500: 終値 6,886.68 (+46.17, +0.67%)
注目の11月CPI(消費者物価指数)とFOMC(連邦公開市場委員会)の結果を市場は好感しました。イベント通過による「アク抜け感」から、特に景気敏感株や大型株の比率が高いNYダウは約500ドルの大幅高となり、史上最高値を更新する強い動きを見せました。ナスダックも小幅ながら続伸し、相場全体の底堅さが確認されました。
• ドル円: 1ドル = 156.00円台 (156円付近で安定推移)
• 日経225先物(期近): 50,860円 (昨日の日経終値比 +257円)
本日の日本市場予想
本日の日本市場は、5万1千円台の回復を目指す上昇スタートとなるでしょう。
最大の追い風は、NYダウの急騰とイベント通過による不透明感の払拭です。
夜間取引の日経平均先物は50,860円まで上昇しており、昨日の現物終値(50,602円)を上回って始まることが確実視されます。
米国市場で「イベント通過=買い」という明確なサインが出たことで、日本市場でも保留されていた買い注文が一気に入る可能性があります。為替も1ドル=156円台と円安水準を維持しており、輸出株や大型株を中心に幅広く買われる展開が予想されます。
寄り付きで5万1千円にどこまで迫れるか、そして買い一巡後も高値を維持できるかが焦点です。
今日の注目銘柄
• 7203 トヨタ自動車:
1ドル156円台の円安定着と、米ダウ高(景気敏感株高)の流れは、同社にとって絶好の環境です。昨日の様子見ムードから一転、本日は資金流入が期待されます。
• 8306 三菱UFJフィナンシャル・グループ:
FOMCを通過し、米国の金融政策の道筋が一定程度見えたことで、あく抜け感からの買いが入りやすいでしょう。TOPIXの強さが継続すれば、銀行株も堅調に推移しそうです。
• 6301 小松製作所 / 8001 伊藤忠商事:
NYダウの大幅上昇は、建機や商社などの「オールドエコノミー(重厚長大)」株への再評価につながる可能性があります。
本日発表の主な経済指標
• 日本: 10-12月期 法人企業景気予測調査 (08:50)
• 米国: 11月 卸売物価指数(PPI) (22:30)
まとめ
「スーパーウェンズデー」を無事に通過し、市場には安心感が広がっています。本日は米ダウ高を追い風に、日経平均は5万1千円回復を試す明るい展開となりそうです。年末相場に向けて、ここからもう一段ギアを上げられるか注目です。
不透明な相場だからこそ、情報力で差をつける。
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