【週明け展望】米雇用統計通過で株高、日経平均は反発スタートへ。今週はFOMCに全集中
おはようございます、つっちーさんです。
2025年12月8日(月)、週明けのマーケット情報をお届けします。先週末の日本市場は利益確定売りに押されましたが、注目の米雇用統計を無難に通過し、米国市場は上昇しました。今週は今年最後のビッグイベントであるFOMCを控えており、重要な一週間となります。
市場概況:日本株は反落、米国株は雇用統計通過で安心感
日本市場(12月5日・金) 🇯🇵
先週末の日本市場は、前日の急騰(1100円高)の反動や、夜に控える米雇用統計への警戒感から売りが優勢となりました。
• 日経平均株価: 終値 50,491.87円 (-536.55円, -1.05%)
• TOPIX: 終値 3,362.56 (-35.65, -1.05%)
• グロース250指数: 終値 667.51 (+1.53, +0.23%)
5万1千円台での利益確定売りが先行し、日経平均は500円を超える下落となりました。ただ、グロース市場はプラス圏を維持するなど、底堅さも見られました。
米国市場(12月5日・金) 🇺🇸
一方、週末の米国市場は、11月の雇用統計を消化して主要3指数がそろって上昇しました。
• NYダウ: 終値 47,954.99ドル (+104.05ドル, +0.22%)
• ナスダック総合: 終値 23,578.12 (+72.99, +0.31%)
• S&P 500: 終値 6,870.40 (+13.28, +0.19%)
発表された雇用統計は、労働市場の底堅さを示しつつも過熱感はない「適温(ゴルディロックス)」な内容と受け止められました。これにより、景気後退懸念とインフレ再燃懸念の双方が和らぎ、買い安心感が広がりました。
• ドル円: 1ドル = 155.18円台 (155円台前半で安定)
• 日経225先物(期近): 50,650円 (金曜日の日経終値比 約160円高)
本日の日本市場予想
週明けの日本市場は、先週末の下げに対する自律反発(リバウンド)が先行して始まると予想されます。
最大の安心材料は、米雇用統計を波乱なく通過したことです。米国株が上昇し、日経平均先物も50,650円まで戻していることから、寄り付きは買いが先行し、5万600円〜700円近辺でのスタートが見込まれます。
ただし、今週は明日9日から今年最後のFOMC(米連邦公開市場委員会)が開催されます。市場の関心は、今回の会合での利下げの有無や、来年の政策金利見通し(ドットチャート)に完全に移っています。
そのため、寄り付きの買い一巡後は、FOMCの結果を見極めたいとする様子見ムードが強まり、5万1千円手前でのもみ合いとなる可能性が高いでしょう。
今日の注目銘柄
• 8035 東京エレクトロン:
米雇用統計通過で米ハイテク株が底堅く推移しました。金曜日に売られた反動もあり、自律反発狙いの買いが入りやすい地合いです。
• 7203 トヨタ自動車:
1ドル155円台で為替が安定していることはポジティブです。FOMCを前に動きにくい展開の中、大型バリュー株として資金の退避先となる可能性があります。
• 9983 ファーストリテイリング:
日経平均が反発基調となる場合、指数寄与度の高い同社が相場を牽引する役割を担うでしょう。
本日発表の主な経済指標
• 日本: 7-9月期 四半期実質GDP(2次速報値) (08:50)
• 日本: 11月 景気ウォッチャー調査 (14:00)
• 米国: 今週は9-10日にFOMC開催
まとめ
先週末は雇用統計警戒で売られましたが、無事通過したことで本日は買い戻し優勢のスタートとなりそうです。しかし、明日からのFOMCという次のビッグイベントを控え、上値追いは慎重になるでしょう。5万円台半ばをしっかりと固める一日となりそうです。
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