【市場展望】米ハイテク株続伸でナスダック高!円安155円台後半へ、日経平均は4万9千円台半ばを目指す
おはようございます、つっちーさんです。
2025年12月3日(水)、週の半ばのマーケット情報をお届けします。昨日の日本市場は下げ止まりを見せましたが、夜間の米国市場はハイテク株を中心に堅調に推移しました。本日の見通しを解説します。
市場概況:日本株は底堅さ発揮、米国株はハイテク主導でナスダック続伸
日本市場(12月2日) 🇯🇵
昨日の日本市場は、前日の急落から一転、底堅い動きとなりました。
• 日経平均株価: 終値 49,303.45円 (+0.17円, 0.00%)
• TOPIX: 終値 3,341.06 (+2.73, +0.08%)
前日の950円安の反動から自律反発を狙った買いが入り、朝方は上昇して始まりました。しかし、12月の日銀利上げ観測や円高への警戒感もくすぶり、上値を追う勢いは限定的でした。それでも、前日終値を割り込まずに引けたことで、4万9千円台前半での下値の堅さが確認されました。
米国市場(12月2日) 🇺🇸
昨晩の米国市場は、ハイテク株を中心に買いが優勢となり、主要3指数が上昇しました。
• NYダウ: 終値 47,474.46ドル (+185.13ドル, +0.39%)
• ナスダック総合: 終値 23,413.67 (+137.75, +0.59%)
• S&P 500: 終値 6,829.37 (+16.74, +0.24%)
長期金利の上昇が一服したことや、年末商戦への期待感が継続し、ハイテク・グロース株に見直し買いが入りました。特にナスダック指数は0.59%高としっかり上昇し、市場のリスクオンムードを支えました。
• ドル円: 1ドル = 155.88円台 (155円台後半へ円安進行)
• 日経225先物(期近): 49,580円 (昨日の日経終値比 +310円)
本日の日本市場予想
本日の日本市場は、反発基調を強めて始まることが予想されます。
最大の支援材料は、夜間取引の日経平均先物が49,580円まで上昇していることです。これは昨日の現物終値(49,303円)を約280円上回る水準であり、寄り付きから4万9千円台半ばを目指す展開が濃厚です。
また、為替が1ドル=155円80銭台まで円安方向に振れていることもポジティブです。昨日は円高警戒感が重しとなりましたが、足元の円安進行は輸出関連株の買い戻しを誘うでしょう。米ナスダック高の流れを受け、半導体などハイテク株も堅調な動きが見込まれます。
本日は、昨日の「下げ止まり」から一歩進んで、49,500円〜49,600円のゾーンを回復し、5万円台再挑戦への足場を固める一日となりそうです。
今日の注目銘柄
• 8035 東京エレクトロン / 6857 アドバンテスト:
米ナスダック高と円安進行のダブルの追い風を受け、本日は相場の牽引役として期待されます。昨日の底堅い動きからの切り返しに注目です。
• 7203 トヨタ自動車:
155円台後半への円安進行は、業績面での安心感につながります。全体相場が戻りを試す中で、出遅れ感のある大型バリュー株として見直し買いが入る可能性があります。
• 8316 三井住友フィナンシャルグループ:
日銀の12月利上げ観測が根強く残る中、金利上昇メリット銘柄として銀行株への資金流入が続く可能性があります。
本日発表の主な経済指標
• 日本: 11月 サービス業PMI(改定値)
• 米国: 11月 ISM非製造業景気指数 (24:00)
• 米国: ベージュブック(地区連銀経済報告) (28:00)
今夜発表されるISM非製造業景気指数は、米国のサービス業の好不調を示す重要指標であり、週末の雇用統計を占う上でも注目されます。
まとめ
昨日の日本市場は下げ止まりを確認し、本日は米株高と円安を追い風に反転攻勢に出る一日となりそうです。先物主導で4万9千円台半ばを回復し、市場のセンチメントを明るくできるかに注目です。
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