【週明け展望】5万円の支持線を確認、米ナスダック反発。GDP発表に注目
おはようございます、つっちーさんです。
2025年11月17日(月)、週明けのマーケット情報をお届けします。先週金曜日の日本市場は、前日の米株急落の流れを引き継ぎ大荒れの展開となりました。週末の米国市場の動向と、本日発表される日本の重要指標を踏まえ、今週のスタートを解説していきます。
市場概況:日経平均は5万円台を死守、米国株はナスダックが反発
日本市場(11月14日) 🇯🇵
先週金曜日の日本市場は、リスクオフムードが直撃し、主要指数がそろって大幅に反落しました。
• 日経平均株価: 終値 50,376.53円 (-905.30円, -1.77%)
• TOPIX: 終値 3,359.81 (-21.91, -0.65%)
前日(13日)の米ハイテク株急落を受け、朝方から売りが殺到。しかし、心理的節目の5万円を割り込むことはなく、安値は5万246円台で下げ止まりました。 終値で5万円台を死守したことで、この水準での下値の堅さも意識される形となりました。
米国市場(11月14日) 🇺🇸
一方、週末の米国市場は、主要3指数で高安まちまちの展開となりました。
• NYダウ: 終値 47,147.48ドル (-309.74ドル, -0.65%)
• ナスダック総合: 終値 22,900.58 (+30.23, +0.13%)
• S&P 500: 終値 6,734.11 (-3.38, -0.05%)
NYダウは続落したものの、前日に急落を主導したハイテク株中心のナスダック指数が小幅ながら反発し、ひとまず下げ止まりの形となったことは安心材料です。S&P500もほぼ横ばいで引け、週後半の大荒れの展開からは落ち着きを取り戻しました。
• ドル円: 1ドル = 154.53円台 (円安水準を維持)
• 日経225先物(期近): 50,420円 (金曜日の日経終値よりやや高い水準)
本日の日本市場予想
本日の日本市場は、反発スタートが予想されます。
先週金曜日の900円を超える下落は、短期的な売られ過ぎ感も意識されます。週末の米国市場で、下落を主導していたナスダック指数が反発したことで、投資家心理に一定の安心感が広がっています。
また、1ドル=154円50銭台という円安水準も、輸出関連企業の業績にとって強力な追い風です。日経平均先物も50,420円と堅調に推移しており、本日は金曜日に売られた分の買い戻し(自律反発)が先行するでしょう。
ただし、本日は朝8時50分に日本の7-9月期 四半期実質GDP(速報値)が発表されます。寄り付きは買い戻しが先行するものの、この最重要指標の発表を前に様子見ムードも広がりやすく、発表内容を受けて相場が振れる可能性があります。
今日の注目銘柄
• 8035 東京エレクトロン:
米ナスダック指数が反発したことで、金曜日に大きく売られた日本の半導体関連株にも自律反発狙いの買い戻しが入るか注目されます。
• 7203 トヨタ自動車:
154円台の円安を背景に、輸出関連の代表格として相場の下支え役となるか注目されます。金曜日の下げ局面でも比較的底堅かった銘柄への見直し買いが期待されます。
• 8306 三菱UFJフィナンシャル・グループ:
本日発表される日本のGDPの結果と、それを受けた国内金利の動向に左右される銘柄として注目されます。
本日発表の主な経済指標
• 日本: 7-9月期 四半期実質GDP(速報値) (08:50)
• 米国: 11月 ニューヨーク連銀製造業景気指数 (22:30 JST)
まとめ
先週末の米国市場はナスダックが下げ止まり、ひとまず安心感が広がっています。本日の東京市場は、円安を支えに反発スタートとなり、金曜日の下げ幅をどこまで戻せるかが焦点です。ただし、朝方発表される日本のGDP速報値の内容次第で相場が動くため、注意が必要です。



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