【市場展望】日経平均、史上初の終値5万円台!米株高・円安153円台で続伸か
おはようございます、つっちーさんです。
2025年10月28日(火)、朝のマーケット情報をお届けします。昨日の日本市場は歴史的な一日となりました。この勢いが本日も続くのか、米国市場の動向とあわせて解説していきます。
市場概況:日経平均5万円突破!リスクオンムードで日米株価が続伸
日本市場(10月27日) 🇯🇵
昨日の日本市場は、歴史的な大台をついに突破しました。日経平均株価は終値で史上初めて5万円台に乗せ、全面高となりました。
• 日経平均株価: 終値 50,512.32円 (+1,212.67円, +2.46%)
• TOPIX: 終値 3,323.25 (+53.80, +1.65%)
先週末の米インフレ指標(CPI)の鈍化と米国株高の流れに加え、為替が1ドル=153円台まで円安に振れたことが強力な追い風となりました。高市政権の安定運営への期待感も根強く、先物主導で買いが殺到。「5万円」という心理的な節目をあっさりと超え、投資家心理は最高潮に達しています。
米国市場(10月27日) 🇺🇸
週明けの米国市場も、このリスクオンムードを引き継ぎ、主要3指数がそろって大幅に続伸しました。
• NYダウ: 終値 47,544.59ドル (+337.47ドル, +0.71%)
• ナスダック総合: 終値 23,637.45 (+432.58, +1.86%)
• S&P 500: 終値 6,875.16 (+83.47, +1.23%)
先週末のインフレ鈍化の好材料に加え、米中首脳会談での通商合意への期待感が高まったこと、さらに10月のダラス連銀製造業活動指数が予想を上回る改善を示したことも好感されました。特に金利低下の恩恵を受けやすいハイテク株が買われ、ナスダックの大幅な上昇が目立ちました。
• ドル円: 1ドル = 153円10銭台 (円安基調が鮮明)
• 米国10年債利回り: 3.9%台前半で安定推移
• WTI原油先物: 1バレル = 61.31ドル (続落)
本日の日本市場予想
昨日の日経平均が史上初の5万円台に乗せた熱狂と、米国市場(特にハイテク株)が大幅に続伸した流れを受け、本日の日本市場は買い先行で始まることが予想されます。
1ドル=153円台という円安水準も、輸出関連企業の業績期待を強力にサポートします。5万円という大台を達成したことで、新たなステージに入ったとの見方から、これまで様子見していた投資家の資金流入も期待されます。
ただし、2営業日で日経平均が約1900円も上昇しているため、短期的な過熱感は否めません。5万円台を固めるために、いったん利益確定の売りに押される場面も想定されます。
本日は、昨日の勢いを引き継いでさらに上値を試すのか、それとも大台達成で利益確定売りをこなしながら高値圏で揉み合うのか、5万円台での値固めができるかが焦点となります。
今日の注目銘柄
• 9984 ソフトバンクグループ:
昨晩の米ナスダック指数が1.86%と大幅に上昇した流れを最も受けやすい銘柄の一つです。市場のリスクオンムードを背景に、指数を牽引する動きが期待されます。
• 8035 東京エレクトロン:
米国のハイテク株高、特にフィラデルフィA半導体株指数(SOX)の堅調な動きが追い風です。昨日の上昇に続き、買いが継続するか注目されます。
• 7203 トヨタ自動車:
1ドル153円台という円安は、業績への強力な追い風です。ハイテク株が注目される中、円安メリットの代表格である同社にも引き続き資金が向かいやすいでしょう。
本日発表の主な経済指標
• ドイツ: 11月 GfK消費者信頼感調査 (16:00)
• 米国: 10月 コンファレンスボード消費者信頼感指数 (23:00)
• 米国: 10月 リッチモンド連銀製造業指数 (23:00)
今夜発表される米国の消費者信頼感指数は、個人消費の先行指標として注目度が高い指標です。
まとめ
昨日の日本市場は「日経平均5万円」という歴史的な節目を突破しました。米国市場もハイテク株を中心に大幅に続伸しており、市場のムードは極めて良好です。本日もこの流れに乗って買いが先行するとみられますが、短期的な過熱感もあり、利益確定売りをこなしながら5万円の大台を固める展開となりそうです。
不透明な相場だからこそ、情報力で差をつける。
本日解説したように、公式の経済指標が発表されないなど、市場の先行きが不透明な場面は少なくありません。そんな時、「他の経験豊富な投資家はどう動いているのか?」を知ることができれば、より確かな判断の一助になると思いませんか?
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