【波乱の週明け】政局不安 vs 米国株高、円安152円台でも上値重いか
皆さま、おはようございます。つっちーさんです。
2025年10月14日(火)、朝のマーケット情報をお届けします。週末の連休中に飛び込んできた政局の激変を受け、市場がどのように動くのか。連休明けの市場の注目点を解説していきます。
市場概況:政局不安と米国株高のはざまで
日本市場(10月10日)
連休前の日本市場は、与党である自民・公明両党の連立解消という衝撃的なニュースを受け、大幅安となりました。
• 日経平均株価: 終値 48,088.80円 (-491.64円, -1.01%)
• TOPIX: 終値 3,205.55 (-12.95, -0.40%)
26年間続いた連立政権の崩壊は、今後の政権運営の安定性を著しく損なうものと受け止められ、投資家心理が急速に悪化。「政治の不透明感」を嫌気した売りが膨らみました。
米国市場(10月13日)
一方、連休中の米国市場は、先週末の下落から一転して大幅に反発しました。
• NYダウ: 終値 46,067.58ドル (+587.98ドル, +1.29%)
• ナスダック総合: 終値 22,694.60 (+490.17, +2.20%)
• S&P 500:55 終値 6,654.72 (+102.21, +1.55%)
トランプ大統領が対中関税に対する強硬姿勢を和らげる発言をしたことや、ハイテク企業間の大型提携のニュースが好感され、買い戻しの動きが強まりました。金利の低下もハイテク株の追い風となり、ナスダックは2%を超える大幅高となりました。
• ドル円: 1ドル = 152円台前半
• 米国10年債利回り: 4.03% (-0.02)
• WTI原油先物: 1バレル = 58.22ドル
本日の日本市場予想
本日の日本市場は、「国内の政局不安」という強烈な売り材料と、「米国株の大幅高」という買い材料が綱引きする、極めて難しい展開が予想されます。
米国株高と、1ドル152円台まで進んだ円安は、輸出関連株を中心に日本市場の支えとなるはずです。日経平均先物も夜間取引で上昇しており、寄り付きは買いが先行する可能性があります。
しかし、自公連立解消という前代未聞の事態を受けて、投資家のリスク回避姿勢は根強く残っています。買い一巡後は、今後の高市政権の運営や解散総選挙の可能性などをめぐる報道に一喜一憂し、上値の重い展開となるでしょう。
寄り付きで上昇したとしても、その勢いが続くかは不透明です。国内の政治情勢を睨みながら、乱高下する可能性も視野に入れたい一日です。
今日の注目銘柄
• 7203 トヨタ自動車:
1ドル152円台という円安は、輸出採算を大きく改善させます。国内の政局不安から資金が逃避する中で、業績という明確な強みを持つ同社のような大型輸出株に見直し買いが入るか注目されます。
• 7011 三菱重工業:
今後の政治の方向性によっては、防衛関連予算の扱いに変化が生じる可能性もあります。政局の混乱は、政策の恩恵を受ける銘柄群に思わぬ影響を与えることがあり、その代表格として動向が注視されます。
• 9432 日本電信電話(NTT):
政治が不安定な局面では、景気や政局の影響を受けにくい内需・ディフェンシブ銘柄が選好されやすくなります。安定した収益基盤と配当利回りを持つ同社は、投資家の資金の受け皿となる可能性があります。
本日発表の主な経済指標
• 日本: 9月 マネーストック
• ドイツ: 10月 ZEW景況感指数
• 米国: 9月 財政収支
まとめ
連休明けの東京市場は、国内の政局不安と海外の株高という綱引きの中で幕を開けます。円安を追い風に上昇して始まる可能性はありますが、政治の先行き不透明感が相場の重しとなり、一日を通して神経質な展開が予想されます。まずは高市政権の今後の動きや、市場の反応を慎重に見極める必要があります。
不透明な相場だからこそ、情報力で差をつける。
本日解説したように、公式の経済指標が発表されないなど、市場の先行きが不透明な場面は少なくありません。そんな時、「他の経験豊富な投資家はどう動いているのか?」を知ることができれば、より確かな判断の一助になると思いませんか?
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本記事で提供する情報は投資勧誘を目的としたものではございません。特定の銘柄についての言及がありますが、これはあくまで情報提供の一環であり、売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断と責任において行ってください。



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