【年内最終週】156円台の円安を追い風に「掉尾の一振」なるか?今年の締めくくり相場へ

※この記事はPRを含みます。

おはようございます、つっちーさん。

2025年12月29日(月)、いよいよ今年の相場もラストスパート(大納会は明日30日)となりました。

先週末の日本市場は日経平均が大幅高で5万700円台に乗せました。米国市場は小幅安でしたが、為替市場では1ドル156円台後半まで円安が進んでいます。年内最終週、有終の美を飾れるか注目です。

市場概況:日本株は大幅高で高値更新、米国株は閑散小動き

日本市場(12月26日・金) 🇯🇵

先週末の日本市場は、年末に向けて非常に強い動きとなりました。

日経平均株価: 終値 50,750.39円 (+342.60円, +0.68%)

TOPIX: 終値 3,423.06 (+5.08, +0.15%)

グロース250指数: 終値 677.73 (+1.45, +0.21%)

個人投資家の買い意欲に加え、機関投資家のドレッシング買い(決算に向けた保有銘柄の調整買い)も観測され、日経平均は300円を超える上昇。5万700円台という高値圏で引け、上昇トレンドの強さを印象付けました。

米国市場(12月26日・金) 🇺🇸

一方、クリスマス休暇明けの米国市場は、年末モードで参加者が少なく、小幅な値動きに終始しました。

NYダウ: 終値 48,710.97ドル (-20.19ドル, -0.04%)

ナスダック総合: 終値 23,593.09 (-20.21, -0.08%)

S&P 500: 終値 6,929.94 (-2.11, -0.03%)

主要3指数ともにわずかにマイナスでしたが、ほぼ横ばいです。材料不足と閑散取引の中、利益確定売りと押し目買いが拮抗しました。

ドル円: 1ドル = 156.40円台 (155円台から0.6円の円安

日経225先物: 50,680円 (金曜日の日経現物終値比 -70円

本日の日本市場予想

本日の日本市場は、156円台の円安を支えに底堅く推移し、5万1,000円を視野に入れた展開が予想されます。

米国株が小安かったことや、先物が50,680円と現物終値(50,750円)をわずかに下回っているため、寄り付きは小幅安、あるいはもみ合いで始まる可能性があります。

しかし、最大のポジティブ材料は為替です。

1ドル=156円60銭台まで円安が進んでおり、自動車などの輸出関連株には大きな追い風です。また、今週は明日30日が大納会(年内最終取引日)となります。

相場の格言にある「掉尾の一振(とうびのいっしん)」、つまり年末にかけて株価が上昇する現象への期待感も根強く、下値では押し目買いが活発に入るでしょう。

海外勢が休暇で不在の中、国内勢による「年末のお化粧買い」や個人投資家の活動が相場を支え、ジリ高の展開になる公算が大きいです。

今日の注目銘柄

7203 トヨタ自動車 / 7267 ホンダ:

1ドル156円台への円安進行は強力な援軍です。米国市場が冴えなかった分、為替メリットのある自動車株へ資金が向かいやすいでしょう。

小売・外食セクター:

年末年始の消費活発化を睨み、内需株の一角が賑わう可能性があります。

高配当株・大型株:

新NISA枠(来年分)を意識した先回り買いや、年末のポートフォリオ調整で、安定した大型株が選好されやすい時期です。

本日発表の主な経済指標

特になし(年末のため主要な指標発表は予定されていません)

今週は経済指標よりも、需給(年末特有の売り買い)が相場を動かす主因となります。

まとめ

今年も残すところあと2営業日(今日と明日)です。米国株は静かでしたが、円安というプレゼントがあります。5万700円台を固め、あわよくば5万1,000円台へタッチして、気持ちよく明日のおおみそか(大納会)を迎えたいですね。

不透明な相場だからこそ、情報力で差をつける。

本日解説したように、公式の経済指標が発表されないなど、市場の先行きが不透明な場面は少なくありません。そんな時、「他の経験豊富な投資家はどう動いているのか?」を知ることができれば、より確かな判断の一助になると思いませんか?

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Posted by Tsuchii_san