【市場展望】クリスマスイブは堅調スタートへ!米株続伸も円高156円台、薄商いの中での5万円固め
おはようございます、つっちーさんです。
2025年12月24日(水)、クリスマスイブのマーケット情報をお届けします。昨日の日本市場は日経平均が伸び悩みましたが、TOPIXはしっかりとした動きを見せました。昨晩の米国市場も「サンタラリー」が継続しており、本日はプレゼント代わりの上昇となるか、薄商いの中での推移となりそうです。
市場概況:日本株はTOPIX優位、米国株はナスダック主導で連騰
日本市場(12月23日) 🇯🇵
昨日の日本市場は、高値圏でのもみ合いとなりました。
• 日経平均株価: 終値 50,412.87円 (+10.48円, +0.02%)
• TOPIX: 終値 3,423.25 (+18.08, +0.53%)
• グロース250指数: 終値 663.39 (+8.73, +1.33%)
前日の900円高の反動もあり、日経平均は小幅な上昇にとどまりました。一方で、TOPIXは0.5%高と力強く、物色が一部の大型株から市場全体へ広がっていることを示唆しました。グロース市場も反発し、個人投資家のセンチメントは悪くありません。
米国市場(12月23日) 🇺🇸
昨晩の米国市場は、クリスマスイブを前に買い気が衰えず、主要3指数が揃って上昇しました。
• NYダウ: 終値 48,442.41ドル (+79.73ドル, +0.16%)
• ナスダック総合: 終値 23,561.84 (+133.01, +0.56%)
• S&P 500: 終値 6,909.79 (+31.30, +0.45%)
特段の新しい材料はありませんでしたが、年末特有の株高アノマリー(サンタラリー)への期待から、ハイテク株を中心に買いが入りました。ナスダックは0.56%高と、市場を牽引しました。
• ドル円: 1ドル = 156.20円台 (昨日の157円台から約0.8円の円高進行)
• 日経225先物(期近): 50,570円 (昨日の日経終値比 +157円)
本日の日本市場予想
本日の日本市場は、やや買い先行でスタートし、5万500円台を伺う展開となるでしょう。
日経平均先物が50,570円まで上昇しており、昨日の現物終値(50,412円)を150円以上上回っています。昨晩の米ナスダック高を好感し、半導体などのハイテク株には買いが入りやすい地合いです。
しかし、上値を追うパワーは限定的かもしれません。
懸念材料は「円高」と「閑散相場」です。為替が1ドル=156円20銭台へと円高方向に振れており、昨日のような157円台の追い風はありません。自動車株などには重しとなります。
また、海外投資家の多くはクリスマス休暇に入っているため、売買代金は細りやすく、大きなトレンドは出にくいでしょう。
本日は、寄り付きの買い一巡後、5万500円近辺での静かな値動き(保ち合い)が続くと予想されます。
今日の注目銘柄
• 8035 東京エレクトロン / 6857 アドバンテスト:
米ナスダック高と先物上昇の恩恵を最も受けやすい銘柄です。薄商いの中でも、ハイテク株が指数の支え役となるでしょう。
• 9843 ニトリホールディングス / 100円ショップ関連:
1ドル156円台への円高進行は、輸入品を扱う小売企業にとってはプラス材料です。クリスマス商戦の思惑もあり、内需株の一角として注目されます。
• 8306 三菱UFJフィナンシャル・グループ:
昨日TOPIXが強かった流れを引き継ぎ、PBR(株価純資産倍率)の低いバリュー株として底堅い動きが期待されます。
本日発表の主な経済指標
• 米国: 株式市場は短縮取引(日本時間翌3:00終了)
• 米国: 債券市場は短縮取引(日本時間翌4:00終了)
今夜の米国市場はクリスマスイブのため短縮取引となり、明日は休場です。市場参加者が極端に減るため、急な価格変動には注意が必要です。
まとめ
クリスマスイブの東京市場は、米株高というプレゼントを受け取り、穏やかな上昇スタートとなりそうです。円高進行が上値を抑えますが、5万円台をしっかりと固め、良い雰囲気でクリスマスを迎えられるかに注目です。
不透明な相場だからこそ、情報力で差をつける。
本日解説したように、公式の経済指標が発表されないなど、市場の先行きが不透明な場面は少なくありません。そんな時、「他の経験豊富な投資家はどう動いているのか?」を知ることができれば、より確かな判断の一助になると思いませんか?
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