【市場展望】円安156円台突入!先物高で日経平均5万1千円視野。FOMC結果控え買い戻し先行か

※この記事はPRを含みます。

おはようございます、つっちーさんです。

2025年12月10日(水)、本日のマーケット情報をお届けします。昨日の日本市場は底堅く推移しましたが、夜間の為替市場で156円台後半まで円安が進行し、先物も上昇しています。今夜のFOMC結果発表を前に、本日の見通しを解説します。

市場概況:日本株は小幅続伸、米国株はナスダック小反発で高安まちまち

日本市場(12月9日) 🇯🇵

昨日の日本市場は、FOMCを控えた様子見ムードの中、小幅ながら続伸しました。

日経平均株価: 終値 50,655.10円 (+73.16円, +0.14%)

TOPIX: 終値 3,384.92 (+0.61, +0.02%)

グロース250指数: 終値 666.13 (-4.86, -0.72%)

朝方は売りが先行しましたが、円安基調を支えに下値では押し目買いが入り、プラス圏に浮上して引けました。

米国市場(12月9日) 🇺🇸

昨晩の米国市場は、FOMC結果待ちの姿勢が鮮明で、方向感に欠ける展開となりました。

NYダウ: 終値 47,560.29ドル (-179.03ドル, -0.38%)

ナスダック総合: 終値 23,576.48 (+30.58, +0.13%)

S&P 500: 終値 6,840.51 (-6.00, -0.08%)

NYダウは続落しましたが、ナスダックは小幅に反発するなど高安まちまちでした。市場参加者の大半は、日本時間明朝(11日午前4時)に発表されるFOMCの結果とパウエル議長の会見を見極めたいとして、積極的な売買を手控えました。

ドル円: 1ドル = 156.90円台 (155円台から一気に約1円の円安進行

日経225先物(期近): 50,830円 (昨日の日経終値比 +175円

本日の日本市場予想

本日の日本市場は、反発スタートとなり、5万1千円台を視野に入れた展開が予想されます。

最大の支援材料は、1ドル=156円90銭台まで進行した円安です。昨日の東京市場(155円台)から1円以上も円安が進んでおり、輸出関連株を中心に業績上振れ期待から買いが先行するでしょう。

日経平均先物も50,830円まで上昇しており、寄り付きから昨日の高値を超えてくる公算が大きいです。

ただし、今夜(日本時間11日未明)にはFOMCの結果発表という超重要イベントが控えています。円安を好感した買い一巡後は、結果を見極めたいとの思惑から上値が重くなり、5万1千円手前でのもみ合いに移行する可能性があります。

今日の注目銘柄

7203 トヨタ自動車:

1ドル156円台後半への円安進行は、業績面で強力なポジティブサプライズです。FOMC前の手控えムードの中でも、為替メリットを材料に資金が向かいやすいでしょう。

8035 東京エレクトロン:

米ナスダック指数が底堅く推移していることや、円安恩恵を受けやすいことから、本日は堅調な動きが期待されます。

8306 三菱UFJフィナンシャル・グループ:

FOMCの結果次第では米金利が大きく動く可能性がありますが、足元の円安進行は日銀の追加利上げ観測(円安是正)を強める要因ともなり得るため、思惑的な買いが入る可能性があります。

本日発表の主な経済指標

日本: 11月 国内企業物価指数 (08:50)

米国: 11月 消費者物価指数(CPI) (22:30)

米国: FOMC(米連邦公開市場委員会)結果発表 (28:00 / 日本時間11日04:00)

米国: パウエルFRB議長 定例記者会見 (28:30 / 日本時間11日04:30)

今夜はCPI発表FOMCという、市場を揺るがす2大イベントが重なる「スーパーウェンズデー」です。

まとめ

本日は大幅な円安を追い風に買い先行のスタートとなりそうですが、今夜のビッグイベントを前に、市場のボルテージは最高潮に達しつつも手足は縛られる、もどかしい展開になるかもしれません。5万1千円にどこまで迫れるか、そしてその後の米国市場の反応に要注目です。

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Posted by Tsuchii_san