【市場展望】円安157円台突入！先物670円高で日経平均は4万9千円台回復へ
おはようございます、つっちーさんです。
2025年11月20日（木）、朝のマーケット情報をお届けします。昨日の日本市場は続落しましたが、夜間に為替が大きく円安に振れ、日経平均先物も急騰しています。投資家心理が好転しそうな本日の見通しを解説します。
市場概況：日本株は様子見で続落、米国株は決算前に買い戻し
日本市場（11月19日） 🇯🇵
昨日の日本市場は、方向感に欠ける展開の中、続落しました。
• 日経平均株価: 終値 48,537.70円 (-165.28円, -0.34%)
• TOPIX: 終値 3,245.58 (-5.52, -0.17%)
前日の暴落からの自律反発を試す場面もありましたが、今朝（日本時間20日早朝）に予定されていた米半導体大手エヌビディアの決算発表を見極めたいとの思惑から、積極的な買いは手控えられました。高市政権の積極財政に対する警戒感もくすぶり、上値の重い一日でした。
米国市場（11月19日） 🇺🇸
昨晩の米国市場は、イベント前の買い戻しが入り反発しました。
• NYダウ: 終値 46,138.77ドル (+47.03ドル, +0.10%)
• ナスダック総合: 終値 22,564.22 (+131.38ドル, +0.58%)
• S&P 500: 終値 6,642.16 (+24.84, +0.37%)
注目のエヌビディア決算を控え、持ち高調整の売りが一巡したことで、ハイテク株を中心に買い戻しが入りました。ウクライナ情勢などの地政学リスクに対する過度な懸念が後退したことも、相場を下支えしました。
• ドル円: 1ドル = 157.04円台 （大幅な円安進行）
• 日経225先物（期近）: 49,310円 （昨日の日経終値から +770円 程度の水準）
本日の日本市場予想
本日の日本市場は、大幅反発でのスタートが確実視されます。
最大の材料は、1ドル＝157円台まで一気に進行した円安です。日米金利差や日本の財政拡大観測を背景とした円売りが加速しており、これが輸出関連企業の業績期待を強力に押し上げます。
夜間取引の日経平均先物は49,310円まで上昇しており、昨日の現物終値（48,537円）を大きく上回っています。寄り付きから4万9千円台を回復する可能性が高く、一気にムードが好転しそうです。
早朝に発表されたエヌビディアの決算内容と市場の反応（時間外取引の動向）次第ではありますが、イベント通過による「アク抜け感」と「円安」のダブル効果で、本日は買い方有利の展開となるでしょう。
今日の注目銘柄
• 7203 トヨタ自動車:
1ドル157円台という水準は、想定レートを大きく上回る超円安水準です。業績上振れ期待から、本日の主役級の扱いを受ける可能性があります。
• 6857 アドバンテスト / 8035 東京エレクトロン:
エヌビディア決算を通過し、不透明感が払拭されれば、半導体関連株には見直し買いが入りやすくなります。先物主導の上昇で指数寄与度の高いこれらの銘柄が牽引役となるでしょう。
• 8306 三菱UFJフィナンシャル・グループ:
円安進行と共に国内金利の上昇圧力が意識されれば、銀行株にも資金が向かいやすい地合いです。
本日発表の主な経済指標
• 米国: 週間新規失業保険申請件数 (22:30 JST)
• 米国: 11月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数 (22:30 JST)
• 米国: 10月 中古住宅販売件数 (24:00 JST)
まとめ
昨日の重苦しい雰囲気から一転、本日は円安と米株高を追い風にロケットスタートとなりそうです。4万9千円台を回復した後、その水準を維持して引けることができるかが、本格的な反転攻勢への鍵となります。
不透明な相場だからこそ、情報力で差をつける。
本日解説したように、公式の経済指標が発表されないなど、市場の先行きが不透明な場面は少なくありません。そんな時、「他の経験豊富な投資家はどう動いているのか？」を知ることができれば、より確かな判断の一助になると思いませんか？
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