【2025年10月31日】FOMCは「タカ派利下げ」、日銀は据え置きで円安加速

※この記事はPRを含みます。

おはようございます。つっちーさんです。

週末金曜日の朝です。昨晩から今朝にかけて、日米の中央銀行から大きな発表が相次ぎました。昨日の日銀は「利上げ見送り」、今朝のFOMC(米連邦公開市場委員会)は「利下げ」を決定しましたが、市場の反応は円安・ドル高となっています。

市場概況

日本市場(10月30日)

昨日の東京株式市場は、日銀が金融政策決定会合で政策金利の据え置き(追加利上げ見送り)を決定したことを受け、買い安心感が広がりました。日経平均株価は小幅ながら続伸し、連日で史上最高値を更新しました。

日経平均株価: 51,325.61円(前日比 +17.20円 ※株探データに基づく)

TOPIX: 3,300.79ポイント(前日比 +22.55ポイント)

(出典:株探ニュース, 野村證券 2025/10/30)

米国市場(10月30日)

一方、米国市場は主要3指数がそろって下落しました。日本時間早朝に発表されたFOMCで、市場予想通り0.25%の利下げが決定されました。しかし、同時に発表された声明やその後の会見で、12月の追加利下げ観測が後退する「タカ派的(引き締め的)」な内容と受け止められ、金利上昇を嫌気した売りが優勢となりました。

NYダウ: 47,522.12ドル (前日比 -109.88ドル, -0.23%)

S&P500: 6,822.34ポイント (前日比 -68.25ポイント, -0.99%)

ナスダック: 23,581.14ポイント (前日比 -377.33ポイント, -1.57%)

(出典:Kabutan 2025/10/30終値)

為替

外国為替市場では、日銀の利上げ見送りとFOMCのタカ派的な内容を受け、日米金利差の拡大が意識され、円安・ドル高が加速しています。

ドル円: 154円05銭付近(2025/10/31 07:00現在)

本日の日本市場予想

FOMCの結果を受けた米国市場の下落(特にハイテク株中心のナスダック下落)は、本日の日本市場において重しとなるでしょう。半導体関連株など、これまで相場を牽引してきたグロース(成長)株には利益確定売りが出やすいと予想されます。

一方で、1ドル154円台まで進んだ円安は、自動車などの輸出関連企業にとって強力な追い風となります。本日は、「米ハイテク株安を嫌気した売り」と「円安を好感した買い」が交錯する展開が予想されます。

また、本日は10月末の週末金曜日であり、機関投資家によるリバランス(資産配分の調整)の売り買いも出やすく、値動きが大きくなる可能性もあります。

今日の注目ニュース

1. FOMC、0.25%利下げも「タカ派的」内容

米FOMCは市場予想通り政策金利の0.25%引き下げを決定しました。しかし、声明文などから12月の追加利下げ期待が後退し、市場は「タカ派的な利下げ」と解釈しました。これにより米長期金利が上昇し、株式市場の重しとなりました。(OANDA証券)

2. 日銀、政策金利の据え置きを決定

昨日30日の日銀金融政策決定会合で、政策金利(0.50%)の据え置きが決定されました(6会合連続)。一部で利上げ提案もありましたが否決されました。植田総裁は海外経済の不確実性を理由に挙げ、市場では年内追加利上げ期待が後退しました。(三菱UFJアセットマネジメント, 47NEWS)

3. 米ナスダックが大幅反落、ハイテク株に売り

FOMCのタカ派的な内容を受け、米長期金利が上昇したことを嫌気し、金利上昇に弱いハイテク株(グロース株)が大きく売られました。ナスダック指数は1.57%の大幅下落となっています。(Kabutan)

本日発表の主な経済指標

本日は日本で重要な経済指標が集中して発表されます。

日本 (8:30): 9月 失業率・有効求人倍率

日本 (8:30): 10月 東京都区部消費者物価指数(CPI)

日本 (8:50): 9月 鉱工業生産(速報値)

中国 (10:30): 10月 製造業PMI

ユーロ圏 (19:00): 10月 消費者物価指数(HICP)速報値

米国 (21:30): 9月 個人所得・個人消費支出(PCE)

米国 (22:45): 10月 シカゴ購買部協会景気指数(PMI)

まとめ

• 日銀は「利上げ見送り」、FOMCは「タカ派的利下げ」となり、円安が154円台まで加速。

• 米国市場は金利上昇を嫌気し、ナスダックを中心に下落。

• 本日の日本市場は、ハイテク株安と円安メリット株の買いが交錯する展開か。

不透明な相場だからこそ、情報力で差をつける。

本日解説したように、公式の経済指標が発表されないなど、市場の先行きが不透明な場面は少なくありません。そんな時、「他の経験豊富な投資家はどう動いているのか?」を知ることができれば、より確かな判断の一助になると思いませんか?

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本記事で提供する情報は投資勧誘を目的としたものではございません。特定の銘柄についての言及がありますが、これはあくまで情報提供の一環であり、売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断と責任において行ってください。

経済情報

Posted by Tsuchii_san