【2025年10月8日】最高値圏での利益確定売りに注意！堅調地合いで底堅さも
皆さま、おはようございます。つっちーさんです。
市場概況：日米ともに高値圏で調整
前営業日（10月7日）の日本市場は、日経平均株価が4日続伸となりました。終値は前日比6円12銭高の47,950円88銭でした（2025/10/07 15:00 JST終値）。前日の急騰への反動と最高値圏での利益確定売りに押され、引けにかけては伸び悩みましたが、終値としては最高値を更新する底堅さを見せました。
一方、同日の米国市場は、主要指数が揃って反落しました。米国市場の確定値は以下の通りです。
- NYダウ終値： 46,602ドル98セント（前日比 -91.99ドル）（2025/10/08 05:54 JST確定）
- S&P500終値： 6,714.59（前日比 -25.69）（2025/10/08 05:54 JST確定）
- ナスダック総合指数終値： 22,788.36（前日比 -153.31ポイント）（2025/10/08 06:15 JST確定）
米国市場では、AIバブルへの警戒感や政府機関閉鎖の懸念から、高値圏での利益確定売りが広がり、特にハイテク株の下げが目立ちました。しかし、主要3指数とも下げ幅は限定的で、調整局面に入ったと見るのが妥当でしょう。
為替市場では、ドル円は151円90銭付近で推移しており、依然として円安水準が維持されています（2025/10/08 08:04 JST現在）。
本日の日本市場予想
昨夜の米国市場が主要指数揃って下落したことを受け、本日の日本市場は、利益確定の売りが先行する軟調なスタートが予想されます。特に、直近で大幅に上昇したハイテク関連や、テーマ株には調整の圧力がかかりやすいでしょう。
しかし、日本市場の地合いは依然として強く、151円台後半の円安水準維持が、輸出企業を中心とする企業業績への期待を強力にサポートしています。また、最高値を更新し続ける市場には、「押し目買い」を狙う投資家の資金が待機している状態です。
したがって、本日の日経平均は、一時的に下落する場面はあっても、下値では買いに支えられ、下げ幅は限定的となると予想されます。日中は47,500円前後の水準で調整をこなしながら、底堅く推移する展開を想定しています。
本日発表の主な経済指標（日本時間）
本日は、日本の重要指標が相次いで発表されます。これらが市場の動向を左右する可能性があるため、注目が必要です。
| 時間帯 | 国・地域 | 指標名 | 予想（市場コンセンサス） |
|---|---|---|---|
| 08:30 | 日本 | 毎月勤労統計-現金給与総額 (8月) | 前年比 +2.8% |
| 08:50 | 日本 | 国際収支 (8月) | 経常収支 黒字額予想 (単位：10億円) |
| 14:00 | 日本 | 景気ウォッチャー調査 (9月) | 現状判断DI 47.9 |
まとめ
本日の日本市場は、米国株安を背景に調整圧力がかかる一日となりそうです。しかし、ドル円の円安水準維持という強力なサポート要因があり、株価は底堅く推移すると見ています。
最高値圏での調整は、市場の過熱感を冷まし、健全な上昇を続ける上で必要なプロセスです。個別銘柄については、円安メリットを享受する輸出関連の動向に注目しつつ、冷静に押し目買いの機会を探る一日としましょう。
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